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技術レポート

Raise3D 2.5kgフィラメントとフィラメントボックスの使用方法

Raise3D 2.5kgフィラメントとフィラメントボックスの使用方法


大型部品や生産用途の3Dプリントでは、造形時間が20時間、30時間、場合によっては数日に及ぶことも珍しくありません。

そのような長時間造形では、「フィラメント交換」が失敗の原因になるケースがあります。
Raise3Dでは、このような用途に向けて2.5kgフィラメントとフィラメントボックスを用意しています。
今回は、2.5kgフィラメントを使用するメリットと、フィラメントボックスの組み立て・使用方法についてご紹介します。

2.5kgフィラメントを使用するメリット

フィラメント交換回数を減らせる

一般的な1kgフィラメントでは、大型造形や高充填率のモデルでは造形途中でフィラメント交換が必要になることがあります。

最新のRaise3Dプリンターにはフィラメント切れ検知機能、左右のノズル切換え機能がありますが、交換作業が発生すると

  • 作業者が対応しなければならない

  • 夜間や休日は対応できない

  • 万一交換に失敗すると造形が中断する

といったリスクがあります。

2.5kgフィラメントと1kgフィラメント

2.5kgフィラメントであれば、一度セットするだけで長時間造形を最後まで完了できるケースが増えます。

生産性の向上

小型部品を連続で大量に造形する場合でも、

  • フィラメント交換回数の削減

  • オペレーターの作業時間削減

  • ダウンタイムの削減

につながります。
特に夜間運転や無人運転を行う環境では、大きなメリットになります。

フィラメント管理が楽になる

1kgスプールを複数管理するよりも、「2.5kgスプール1本」の方が在庫管理が分かりやすくなります。
交換頻度も減るため、作業ミスや材料取り違えの防止にもつながります。

フィラメントボックス同梱品と2.5kgフィラメント

フィラメントボックス

組み立ては非常にシンプルです。

※同梱品は2026年8月現在のもので仕様が変更される場合がございます。

①フィラメントボックス
フィラメントボックス本体です。
上部の湿度計で庫内の湿度を確認可能です。

②フィラメントローラー
フィラメントを上にのせ回転させるための軸です。
ドライボックス内の任意の箇所に設置が可能です。

③ガイドチューブ
フィラメントの吸湿を防止し、供給をスムーズにするガイドチューブです。

④壁掛け用アタッチメント
フィラメントボックスを壁に掛けるためのアタッチメントです。
設置可能な壁や設備等があれば、取り付けてドライボックスを吊り下げることが可能です。

※Raise3Dのプリンター本体に取り付けるアタッチメント等ではございません。

2.5kgフィラメント

2.5kgフィラメントは新品購入時アルミチャック袋に収納されています。

収納された状態でお使いいただくことも可能なチャック袋となっていますが、設置環境によって、フィラメントのロード経路に負荷がかかる場合がございます。

袋から取り出してお使いいただくことが可能です。
RFIDはアルミチャック袋に付属します。

使用方法

1.任意の箇所にフィラメントローラーを設置します。

2.フィラメントを設置します。

3.任意の穴にガイドチューブを設置しフィラメントを挿入します。
複数のフィラメント経路が用意されていますので、設置環境にあわせて最適な穴をお使いください。

4.機械本体のフィラメント挿入口にフィラメントを挿入します。
Pro3 HSであれば外側が外部フィラメントの挿入口となっています。

印刷中もフィラメントは密閉空間内からガイドチューブ経由で供給されるため、吸湿を抑えながら安定した造形が可能です。

フィラメントボックスを床置きして取り付けた場合、フィラメントを装置に送りこむ際、ギアが低い位置に設置されたフィラメントを引っ張り上げる方向に挙動になります。

もし万が一引っかかりや供給の滞りが発生している場合は、フィラメントボックスを作業台の上に載せるなど、なるべくフィラメント供給時に負荷がかからないように設置してください。 

フィラメントボックスは1kgフィラメントにも使用可能

フィラメントボックスは2.5kgフィラメントだけでなく、一般的な1kgフィラメントの保管・使用にも対応しています。

フィラメントローラーの配置を変えることで様々な容量の材料の保管が可能です。

印刷中も密閉されたボックス内からフィラメントを供給できるため、吸湿しやすい材料でも湿気の影響を抑えながら安定した造形が可能です。

また、印刷を行わない期間も、そのままフィラメントを収納して保管できるため、毎回の保管の手間を軽減できます。

材料の交換頻度が少ない環境や、同じ材料を継続して使用する場合にも便利です。

まとめ

大型造形や連続生産では、「フィラメント交換を減らすこと」と「フィラメントを乾燥状態で供給すること」が、安定した造形につながります。

Raise3Dの2.5kgフィラメントは交換回数を減らし、フィラメントボックスは吸湿によるトラブルを防ぎます。

長時間造形や生産用途で3Dプリンターを運用している方は、ぜひ2.5kgフィラメントと専用ボックスを活用してみてください。

2.5kgのフィラメントを左右のノズルに装着し材料切換え機能を使用することで更に大きな造形をすることも可能です。使用方法はこちら





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